テレスコープ、カレイドスコープ。

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2006年 06月 29日

5月/アール・ブリュット&野獣死すべし&more

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d0090805_1201824.jpg(上:『アール・ブリュットのかわいい雑貨たち』展@ダーチャのDMポストカード)
(下:アメリカンチェリー!)

出発を前に、のまとめはまだまだつづく。あと4日となりました、実感がないです。明日は退職日です、こっちも実感がないです......。

• アメリカンチェリーの季節がやってきました、といっても輸入品だから、旬のものではないけど。大好きアメリカンチェリー。モグモグ。

• こないだ急にMacが突如固まるようになり、一晩あれこれやってみてもダメで、初めてアップルのカスタマーセンターみたいなところに電話で相談した。やーもぅそれがとても親切で電話越しに丁寧に手ほどきしてくれて感謝々々で。おかげでなんとか立ち直り、ありがたかったです(原因はタコ足のタコ足配電のせいみたい。二重にタコ足!漏電の心配までされました。帰国してから配電を考え直すことにします)。
あと、こないだデジカメ買いに行った時のヨドバシ梅田の店員さんおふたりもありがたかった。みなさん物知り。ずっと思ってたのが、ヨドバシのあの制服って、ハイスクールな感じを狙ってるのかしら。特にあのニットベストとか。

• あとねー、ちょっと前まで放映してた缶コーヒーBOSSのCM、控えめに言ってもあれは好きではなかったです。もともとBOSSのプロモーション自体あんまり......。
白人さんの俳優扮する宇宙人が地球に視察&日本で生活をする設定で、ラストに一言、
『本日の報告・この惑星の住人は、疲れることがうれしいらしい』。
何かしらねこの一言!シニカルというか、斜にかまえてるというか、何なのよ!キー!みんな毎日ふんばってがんばってるーゆうの、なので結果的に疲れるわけで、それをうれしいみたいだとイコールづけてるところがもう短絡的で浅くて想像力(創造力ではなく)に欠けた心ないコピーやわこれは!って部屋でひとり嫌悪してました。ぞぞぞ。CMのディレクション誰?とか思ったり。私も歳を重ねていろんな角度から物事を幾分は見れるようになったけれど、それでもゆずれない時はゆずれない(いちCMなのでそこまで挑まないけど......)。
ボスジャンなんか一生いらない。着ない。応募すらしないけど。あ、そうだ、先週のロト6当たりました!獲得金は......千円ぽっち。
たまにそういう、宣伝の乱暴さってあると思う、人の受け取り方によっては。大きくくくったら、これもマスコミ・メディアの暴力のはんちゅう、って言っていいのかな?

●5月初旬
『アール・ブリュットのかわいい雑貨たち』展(@図書喫茶ダーチャinフェスティバルゲート)

最近何かとお世話になっている(というか一方的に私が乗り込んでいってる!でへ)図書喫茶ダーチャさんでGW中に開かれるこの展覧会へ行ってきました。
アール・ブリュットは、フランス語で『生の芸術』という意味らしく、アウトサイダーアートやエイブル・アートとも呼ばれ、知的障害を持った人たちの生み出す作品を指して言う。偶然にちょっと前に『芸術新潮』のアール・ブリュット特集を図書館で借りて見ていて、作家さんそれぞれの表現がいろいろ多岐に渡ってておもしろかった。たとえば、日めくりカレンダーのその隅々に文章や文字がびっちり書き込まれていたり、神経質なまでに細かい描写であみ出されたマンダラみたいな絵だったり。
もともと他の人の感覚や発想って、想像が及ばなくて思いがけないからおもしろくて。それが彼らの作品となると、輪をかけて予想がつかない。なんでこう来てこうなるの?、って感じで好奇心をそそられる。子どもの発想みたいに、筋道も理屈もないから、果てしなくてワンダーランド的。

会場のダーチャでは、全国の作業所や団体さんが作り出したいろんな雑貨展示販売されていた。これがもうナイスで......Tシャツや石けんを買ってしまいました。Tシャツがこれまたユルくて素敵。原画をもとにデザインするのだと思うのですが、色の組み合わせやレイアウト等がおしゃれ。私の買ったクマTは、焦げ茶地にオレンジピンク色のクマが4匹(クマかパンダか謎)。プリティ。
今まで何回か、そういった作業所で作った手作りクッキーやケーキなどをバザーやフリマなどで食べたことがある。素朴でおいしくて。だけど今までそういった場でしか出会えなかったのがほんとで、店舗らしき場所で出会うことって少なかった。ボランティア活動や福祉の経験も無いに等しい私の行動範囲からしてみれば。だけどダーチャのような、発展的で間口の範囲の広いスペースがこういった展覧会をすることで、私もあらためて真正面から見つめてみることができた。ダーチャスタッフの方が、単純に楽しんで!とおっしゃるように、アートワークとしてとらえる面からと、作業所や福祉の現状など社会的な面から両方とで。

ダーチャHP『ダーチャの本棚通信』
http://dachadacha.exblog.jp/


●5月 
『野獣死すべし』を観た。(松田優作主演/1980年)

この映画好き!ハードボイルドすぎて、イカレてて、しまいには笑ってしまう。松田優作の演技に、すごい!とため息が出る。観てみようと思ったきっかけは、教育テレビでリリー・フランキーさんがこの映画を題材に松田優作論をひもといていたのを見て。
物語は......かつて戦場カメラマンだった主人公は世界の紛争地で取材を重ねるうちに殺人そのものに魅了されていく。新聞社を退社後、東京でおとなしく暮らしているかのように見えた彼は実は......という話。
私は最初は、『タクシードライバー』のように、ベトナム戦争帰還兵を主人公に、戦争に対するメッセージを暗に込めた作品かなと思っていたのです。『野獣死すべし』も、目の前で繰り返される残酷な行為に感覚がマヒしていき、彼も戦争被害者になってしまう。でも、でも!最後まで観てみたら、この主人公はただの殺人マシンとして描かれてたのでした。ええーっそんな。そういう反戦のムードは途中から消えてしまって、ハードボイルドそのものに。アクションものみたいにあれこれやり放題。あらら......。
松田優作の途中からのイカレっぷりがおもしろいです。鹿賀丈史のデビュー作だそうで、この人もイカレてます、紳士なイメージがどっかへ行ってしまいました。
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by norichofu | 2006-06-29 00:00 | 日々生活 | Trackback | Comments(0)
2006年 06月 27日

4月〜5月フンデルト・ヴァッサー展&more

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(上・フンデルト・ヴァッサー氏構想の大阪・舞洲のごみ焼却場)
(下・奥のリゾット激うま。@ソーニデソーニ)

旅立ちまであと1週間、それまでの日々を自分のためにまとめとこ。
今後の予定は、6月いっぱいで会社を退職(ただいま有休消化中)、そして7/3から欧州を2ヶ月ほどまわってきます。
幼なじみのGeronimoちゃんと、西はUK・東はポーランド・北はデンマークと。出だしはワールドカップ開催中のドイツを遠巻きにしつつ、閉幕後にだだだっとドイツin!ラヴ・ドイツ、ラヴ・ベルリン。
こんな長旅はもう打ち止め、と自分でも決めている(つもり......)。


●4月下旬
フンデルト・ヴァッサー展(@京都近代美術館)

オーストリアの画家・フンデルト・ヴァッサー氏の作品の中でも、特にかっこよくて好きなのは、大阪・舞洲のごみ焼却場のあのファンタスティックな建造物。昼は太陽の光を浴び金色のタマネギがきらりと光り、夜は夜でライトアップされた姿が、異様なようで、おごそかでもあり!会場ではその模型や、氏が手がけたスイスの温泉保養地のジオラマなどが絵画作品とともに展示されていた。
私はずっと、氏の絵画は心のままに描いている・原始的な魅力のあるもの、ととらえていたかもしれない。けれど実際は、しっかりとした『自然との共生』という理想をもとに生み出されたものなのだと今日知った。環境問題にも取り組み、作品に反映するだけでなく暮らしぶりもそういった傾向にあったそう。
氏が用いる曲線は、有機的なものの表れとして使われる。中にはとんでもなく抽象絵画みたいなのがあって、緻密な幾何学的模様は細胞みたいだったりする。まさに有機的?びっちりうねうねしている。
2000年に訪れたウィーンで”フンデルト・ヴァッサー・ハウス”というアパートメントを訪問した。夢があるというかぶっとんだ感じの建物に実際人が住んでいて、屋上には木が植えてあったり。床がでこぼこしてたりして実際面は住むには大変そうだけどこういうのいいなぁと思った。安藤忠雄氏の設計などとは対極な。お二人がそれぞれ建築に込めるものは違うんだろうけども。


●5月初旬 執行役員と同僚さんとディナー。

私の所属するチームのヘッド=イトウ執行役員が、船積課のナカノさんと私をディナーに招待してくれた。私たち2人がもうすぐ退社するから、じゃあゴハンでも行こか、と。アリガトウゴザイマス!うちらは執行役員とだべる事も多く、よく笑かしたり笑かされたり。
場所は灘波のソーニデソーニという郷ひろみプロデュースのイタリアン。郷ひろみだとちょいなめてかかってたら、雰囲気は立派だし料理はおいしいしでうなりっぱなし。うう〜。んん〜。奥のVIP席には元巨人の斉藤雅樹投手が来ていた(別にファンではないけども。篠塚選手も居てはったと思う)。
イトウ執行役員は58歳くらいで、ニコちゃん大王みたいな風貌で、アクも強いのだろうけど、えろ話をする事も多いのだけれど、なかなか人柄の良い人である。阪神大震災時のエピソードを他の人から聞いた時は立派だなと思った、震災のあった朝から毎日ノナカ課長と一緒に原付で避難所に居る同僚さんのところへ水や食料を届けに行っていたとか。居場所がわからない同僚さんを各避難所を廻って探したり。やっと見つかった時はお互い抱き合って泣いたと言っていた。執行役員クラスの人がなかなかそこまでしないと思う、とみんな口をそろえていた。
それに、時々いい話をしてくれる、ある程度年がいった人ならではのいいお話を。人のウワサ話が好きなヨソの課長(あ〜あ)とはそこが違う、と思ったしだい。
解散後の帰り道、クリスタ長堀で働くマキコはんに出くわし、お茶。ばったりって楽しい。
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by norichofu | 2006-06-27 00:00 | 日々生活 | Trackback | Comments(0)