2007年 07月 31日
2006年8月8日〜8月10日滞在。 首都ワルシャワから南下して、次はポーランドの第2都市のクラクフへ向かう。この街は、アウシュビッツを訪問するには最も近い大型都市になるので、それもあって一路クラクフへ。 ワルシャワから列車に乗って約3時間。なんとも牧歌的な風景が続く…すてきじゃ。 ポーランドは農業・牧畜がさかんです。 クラクフ中央駅に到着〜。 これはきっぷ売り場。なんともクラシカルなふんいき! 宿は決めておらず、駅で会った客引きさんのホステルにかろうじて空きベッドがあって泊まれそうだったので車に乗せてってもらうが、やはり部屋が埋まってるとのことで、一転して便利の悪そうな姉妹店?をすすめられる。あ、これはそういう手かしら、姉妹店にあんまり客が来ないもんだから。でも便利の悪いのはちょっとカンベン!ということで断って、偶然見つけたOasis Hostelに決め。 1泊30ズロチ=約¥1,080ほど。安っ。 これまた建物の古びた加減がすてきやった。 フロントの少女がはにかみ屋さんでかわいかった。 大部屋でのベッド。こえー。 落ちちゃう落ちちゃううう〜熟睡したけど。えへ。 木工の基礎って感じ。 クラクフ旧市街へ!!! クラクフはその昔14〜16世紀にわたってポーランド王国の首都だったので、街のつくり等にもその名残りがうかがえます。街全体は『クラクフ歴史地区』として世界遺産に登録されています。 中央市場広場。ひろびろ〜。 昼も夜も人でにぎわってました。 フロリアンスカ門。 ワルシャワにもあったみたいに、旧市街を侵入者から守っていた、ぐるりとした城壁の一部分です。 その中央市場広場でバンド少年たちに遭遇、一聴するとジャジーな、でもふしぎな音楽だったなあ。 そのかたわらでちびっ子たちが踊る! ああああ、かわいすぎる。 飛びはねたり、くるくるしたり、ばたばたしたり。くう〜! 特にこの、後ろの子の手つきがもう胸キュンだす。 ずっと釘付けだったんだけど、この子はもうほんとに独創性のあるダンスをしててキュートすぎた。 たのしませてくれてありがとう。 その旧市街にあるチャルトリスキ美術館 Czartoryskich Museumへ。 ←ここには、世界に3枚しかないというレオナルド・ダ・ヴィンチの油絵ポートレートのうちの1枚、『白貂(しろてん)を抱く貴婦人』が所蔵されています。おお〜 そのわりにはガラスのバリケード的な防護もなく壁に掛けられていて、ロープ1本のみ引かれただけなので、こちらがどきどきしてしまう。建物も古いので盗みにも簡単に入れそうなくらいでした。 美術館にて。 展示室の管理をされていたおばさま。 通るたびに笑ってしまう地下通路の壁面広告。暑くるし〜い。 『Tak』は『はい』の意味です。デパートの広告っぽかった。 この車とともに歳をとられたようなおじいさんが運転されていました。 クラクフ、食べもの紀行だす。美味しんぼ。 このちょっと無骨なルックスが意外とおいしかったりします。 ドイツのケーキにも似た感じ? 特に右上のクリームいちご?ドリンクを飲んでみたい。 朝、街のあちこちに出るプレッツェル屋さん。このおばさんのがとてもおいしかったです。 堅すぎず、噛めば噛むほどおいしくって香ばしくってサイコウ。 売り切れるとその日はもう店じまいです。 わ、おばちゃんが何か売っている、何だろう、おばちゃんこれ何?と訊いてみたらポーランド語だったのでわからなかったけど止まらぬ好奇心。数個買ってみる。 おばちゃんはビン底眼鏡で、眼がケント・デリカットふう。 Geronimoちゃんと食べてみて当てっこ。む、チーズらしきかほりが〜。 ↑ ガイドブックに載ってて判明、山岳地帯のザコパネ名物でもあるスモークチーズでした。いぶした香りと、かなり歯ごたえある感触がグー。これは松ぼっくりの型だそう。 ポーランドの名物料理ピエロギは餃子みたいな一品。 そのピエロギ屋さんの軒の瓦までピエロギ!芸が細かいのう〜 パベウさんと純子さんがおすすめしてた、ミルクバーへ。地元のポーランド市民が行くような大衆食堂みたいなもので、いろんなポーランド料理が安くたのしめます。 セルフサービスで、オーダーもメニューもポーランド語なので、わからなかったとしてもバクチ気分でいいかも♪ ↑ 左はプラツキ。こんがりポテトパンケーキにきのこソースたっぷり。うますぎ。 右はビゴス。ソーセージやキャベツなどが入った煮込み料理です。 クラクフを発つ直前に閉店まぎわに食べに行ったとき、残り少なくなったメニューの中から地元のお兄さんがすすめてくれたKopytka(じゃがいものニョッキ)もおいしかったです。 ポーランド料理は日本人の口に合う!!!と思います。今すぐミルクバーに行きたい気分… つぎは、クラクフから遠征してアウシュビッツを訪問します。 --------------------------------------------------- ■河合先生さようなら。 倒れられてから約一年、もういちど目を覚ましてほしかったなあと思います。先生の著書は対談集とコラム風のものしか読んだことはないけれど、目からウロコなことをたくさんおっしゃっているのでそのたびひょいっとすくい上げられる感触がしたものです。このいまの現代社会の病理、みたいなものを最もひしひしと感じ危惧しておられた方のひとりにはまちがいないはず。 心よりご冥福をお祈りします。 これおもしろかったです。前にもゆってたね私。 ■岡山・笠岡市へ。 緑萌ゆる、水うるおう。ほんにきもちいいです。 非常にナイスな職人さんご夫婦&旧くからの友だちに会いに岡山へ。仕事の打ち合わせで訪問したのですが、もうどこか修学旅行にも似た気分…。ええとこだったなあ。 ちょっと根性だめしが入ってる橋。 先日の台風で左半分が落ちてました。わお。 田んぼのあざやかな新緑色は目を見張るようでした。川べりで風に吹かれてると眠くなりました。街なかに暮らしていてはなかなか触れられない闇も味わってきました。そういうのはたのしいです。
by norichofu
| 2007-07-31 00:00
| 2006夏/欧州の旅
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アバウト
わたなべのりこ/イラストレーション描いてます。大阪在住。06年夏のヨーロッパ11カ国・2カ月間の旅写真や、撮りためたものをアップ等。旅日記全52編の一覧は下のカテゴリの”もくじ”からどうぞ☆ by norichofu カテゴリ
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