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2007年 04月 05日

欧州旅29…ベルリン / 映画ロケ地をたどる&高いところだいすき

2006年7月31日〜8月5日滞在。
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私たち2人の、ベルリンに特別に思い入れのある理由のひとつに、
映画『ベルリン・天使の詩』(1987年 / ヴィム・ヴェンダース監督作品)の存在があります。

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私はずいぶん前にこの映画を初めて観て、いっぺんで私の”心のベストテン”入り作品になり、そのあとも数年ごとに事あるごとに観かえしたりする、大好きな映画です。この映画がきっかけでヴィム・ヴェンダース監督の作品も観るようになり、今では信奉者みたいなものです。(過去にも監督についてふれてました、リピートです)
ヴェンダースは、いつでも街の隅っこ(にたたずむ弱き者)を描くのがうまく、そしてそのまなざしがとても優しいと思う。そこにいちばん惹かれてしまうんだと思う。
この映画の舞台はドイツ統一前のまだ壁もあるベルリンで、画面にただよう重厚な空気に、そしてストーリーに、私はすっかりまいってしまいました。そして無性にベルリンに行きたくなり、2000年にやっと初めて訪れたベルリンは、映画の中とは違ってもうすっかり様変わりし大都会になっていたけれど、すごくわくわくしたっけ。
そして2006年、『ベルリン・天使の詩』ロケ地めぐり、アゲイン!

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戦勝記念塔 (Siegessäule, ジーゲスゾイレ) 。映画の中でたびたびおじさん天使が羽を休めに来ていた場所。
1873年に建立。高さ67メートルの塔の上には勝利の女神ヴィクトリアが(天使だと今の今まで思ってた…)。
ドイツは2度の大戦で負けたイメージがどうしても先行していたので、いつの戦勝かなと思っていたら、19世紀での戦果、だそうです。
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ヴィクトリアの足もとのところまでらせん階段で上がれます。
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塔の上から。
とても大きな公園ティーアガルテンの真ん中に建ってるので、モコモコ木々が広がってます!上を歩いていけそうだ。近所にこんな森がほしいわ〜。
ここでラヴパレードを一度観てみたかった。





d0090805_14151618.jpgベルリン国立図書館。映画では天使たちがよく集っていた場所で、これまたふんいきが良いんです。
今回はエントランスのみおじゃましましたが、
前回には当時の1ドイツマルクで入館できました。
その時もらった、筆記用具などを入れるビニールバッグは
今も使わず置いてます。
ただロゴがプリントしてあるだけなんですけどもね。うれしくて。
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(← HPより)
ひろびろとしていて、造りもたしかに機能的な感じがする空間でした。
造りがすばらしい図書館としても有名なのだそうで、内部写真がそのまま絵はがきになって販売されているくらいです。

そのほか、今も残っている壁や壁博物館についてはまたのちほど…
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← 『ベルリン・天使の詩』にちなんだベルリン案内マップ。映画博物館に併設されていたショップで購入。友だちのぶんもおみやげに!と購入したのに、あとの旅程で荷物が雨漏れにあい、ページがひっついてしまっておじゃんになりました。とほほ。かろうじて表紙は無事。
ロケ地ガイドや、ベルリンあちこちにある天使の彫像場所案内がおさめられてます。





ベルリンは、ドイツの首都に指定されたこともあり、
『ベルリン再開発プロジェクト』なるものが今も進行中で
(すべてが完成するのは2007年の予定だそう)、
2000年訪問時はまさに建築ラッシュでした。クレーンとがれきがあちこちに。
著名な建築家の設計物が肩を並べて出来ていくさまは、
建築を学ぶ人にはもうきっとたまらないんだろうなと思います。

ビルディングでなくとも、ベルリンは戦勝記念塔のほかにも
高いところがいっぱいあります。気球乗りなんてのもあります。
”ドイツ人は高いところが好きなんかな?”と、
前に来た時ちょろっと偏見を持ちかけたくらいです。
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テレビ塔 Fernsehturm Berlin、遠景。
ここたのしい!あまりにも高いからソウ気分になります!ははは〜。旧東ドイツ時代からの名所だそうです。
ちょうどワールドカップ開催年だったので、球体部分がサッカーボールになっております。粋やわあ。テレビ塔の現在の所有者の、ドイツテレコムの企業イメージカラーにちなみ、マゼンタカラー。
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ふもとから!でかーい。高さ368M、登らずにおれません。
今のところ、ヨーロッパで3番目に高い塔らしいです。
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道はつながってる、を目のあたりにしたような瞬間。
向こうに広がる緑は、先ほどふれた大きな公園、ティーアガルテンです。
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ステッチ、ステッチ。ちくちく。
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あれもしや原発ちゃう?と2人して物議。
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高いところから街を見下ろすといつもいろんな気持ちになります。
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テレビ塔のふもとのガチャガチャ。
スーパーボールって好きなアイテム。
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テレビ塔近くにある世界時計。ベルリン市民は待ち合わせに使うそう。





d0090805_4591786.jpgドイツ連邦議会議事堂 Reichstag
年季をうかがえる旧帝国議事堂のてっぺんに、宇宙っぽいガラス状のドームがちょこん。この新旧の組み合わせ!
ドーム部は、イギリスの建築家ノーマン・フォスターの設計で、内部は見学できます。エントランスでのセキュリティチェックも慎重な感じ。
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総ミラー!
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スロープ状になった遊歩道でドームのてっぺんまで上がれます。
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ここは美術家クリストによって梱包されたことも。(クリストの作品で、私がいちばんびっくりしたのはこれだなあ。中学の美術の教科書で見たとき合成写真かと思いました)

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by norichofu | 2007-04-05 00:00 | 2006夏/欧州の旅 | Trackback | Comments(4)
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Commented by tomo at 2007-04-07 05:11 x
この建物って、あの「包む」作品の人が作ったんや!
中学校の教科書…全然目にも止めてなかったわ。
ベルリンて、まだ色々建設中なのかな?
そういう姿も辛い歴史を超えて来た「ベルリン」て感じがして、今、見たい気するね。
Commented by fuji-p at 2007-04-07 09:45 x
はじめまして。ヒトラー最期の12日間を観てブルーノガンツってこんなにヒトラーに似てたっけって思いながらnorichofuさんのブログを覗いたらベルリンの街の写真がいっぱいあって・・・60年前に連合軍の空爆でめちゃめちゃにされ、市民兵がソ連のT34戦車の下敷きになった過去を考えてたら、ヒトラーから天使ダミエルまで演じられるブルーノガンツはベルリンの街をどのように見てきたんだろうって思いました。はあ、あの図書館で色々と考え事したい・・・ってな具合です。
Commented by norichofu at 2007-04-08 22:25
>>tomoちゃん
そうそう、クリストの獲物、というか、お眼鏡にかなった建造物というか…

ベルリンってほんまに”動いてる”んやろうなあ。
ベルリンや旧東ドイツ関連の、壁崩壊後につくられた映画とか観てると、
必ずといっていいほど”今や、立ち向かうものやあらがうものを無くして…うんぬん”みたいなセリフが出てくるのに気付いた。体制変動のあとの、市民のそのへんの迷いや戸惑いにも関心がいきます…現在のほかの国でも、ソ連崩壊後とかチェコスロバキア分裂後とかの例がそうなるのかな。
Commented by norichofu at 2007-04-08 22:44
>>fuji-pさん
わおぅ、ふじぴーさん!コメントありがとうね〜
この日記でふれた、おじゃんになったという地図はまさしくふじぴーさんに買ったものだったのよね…ざんねんだったわ。

『ヒトラー最期の12日間』のブルーノ・ガンツ、あのびりびり来るヒステリックさが良かったなあ。
ドイツ人俳優ではやはりリュディガー・フォーグラーもはずせない。板尾似(←何度もゆってるね。力説)。


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