2010年 12月 31日
わ!実に2年半ぶりのアップです。 どうもわたし旅日記を記し終えたところで 燃え尽きていた模様ですね☆あはは。 以下さらっと、自分にとっての備忘録としても、 2年半のあいだのイヴェント類を中心にメモってみます、つぶやいてみます。 ■2008年10月 レディオヘッド JAPAN TOUR 2008 (@大阪市中央体育館) 彼らのライヴを観るのは2006年夏のパリのロックフェスティバル”ロックセーヌ”から2年ぶり。 ライヴのたびに、その世界観にくらくらする。 何なんだろうなあれは。浸食する何か。どこかストーリーテリングみたいな。 彼らから見える景色ってどんなだろうと思わせる。 2010年の今のところ最新でもあるアルバム『In Rainbows』の中でも、 『Last Flowers』がとても好きです。 暗い曲なんだけれど笑、静かでどこか緊張感のある美しい曲です。 ■2009年4月〜 キッズプラザ大阪でインタープリターを始める 大阪市北区にあるキッズプラザ大阪は、 ひとくちで言うと学んで遊べる子どもの博物館。 オープンした時から、その近未来的な建造物と、内部にフンデルト・ヴァッサーさんの手がけたエリアがあるというウワサで長らく気になっていた。 ヴァッサーさんといえば、2006年にウィーンでフンデルト・ヴァッサーさんの偉業をたどったり、それ以前にも大阪・舞洲のゴミ処理場のファンタスティック!な建物を観に行ったことがあります。 左の写真が氏の手がけたエリアで、ここでちびっ子たちはきゃーきゃーと駆け回りあそんでいるのです。すてきな光景! インタープリターというのは、フロアで子どもたちに各設備のあそび方を説明したりガイドしたりするボランティアスタッフのこと。 といいながらただ単純にちびっことあそんだり話したりしたくて応募してみた。 子どもって、可愛いのもあるし、いじくるととてもおもしろいし、特に発想と感性のとんでもなさにわくわくする。サリンジャーの小説も、そういったものが描かれているから好きだ。 それに、一緒にいたら心がじわりと温かくなりやわらぐ気がする。 だからわたしはここでとても貴重な時間と機会をいただいているなあと思う。 迷子になる子がいたり、障がいを持った子がいたり、外国籍の子がいたり、親御さんも一緒にあそんで愉しそうだったり。そんなこんなでいつもにぎわっているキッズプラザは素敵な場所だと思う。 もうすぐインタープリター3年目を迎えるにあたって、子どもと接するということに課題や慎重さを覚えつつ、とりあえずはどんな子どもや場面に遭遇しても、ウェルカムかつオープンな気持ちを全身に満たして接していたい。 話しかける声から、見つめる目から、肩にそえる手から、全部にウェルカムを詰めて!わお!(雄叫び!) そうしていると、最初は人見知りだった子がだんだん近づいてなついてくれたりしてとてもうれしい。 小さい子どもは世界に歓迎され祝福されているべきだ、とどなたかが言っていたけれど、 子どもも含め弱きものは温かく護られている世界であってほしいと思う年の瀬であります。 ■2009年5月 渡辺家の引越し 我が家は祖父の代からの築60年ほどの木造一軒家で、祖父が立ち上げた自営業の倉庫も隣接し、本家でもあった。 その昭和の薫りも誇らしき我が家が、父方の兄弟間による遺産分配のために土地を売ることになった。しょぼんである。 私は未だ独り立ちしていなかったのでこれを機にひとり暮らしを始めることにした。父と母と兄の買ったマンションはうちからほどなく近く、週2回は両親に会いに行っている。会ってぬくい気持ちをチャージしてくる。 父と母にはいろんな気持ちをもらう。 ありがたさを思い、今のところ2人とも健康で穏やかな毎日であるけれどそれを裏で支える奇跡的な確率を思えば驚き不安になり、 あと、おこがましいけれど護らなくちゃと思ったり、いとしく思ったり。 そんなの若い頃はわかんなかったなぁーそういう点では若さってはずかしいなぁーあはは、と私は昔の自分をふりかえって思う。 感謝してもしきれないかなわない参ったという時はどうすんだろとふと思う。頭が上がらないよという時はどうすればいいんだろうと思う。 ありがたいと思う以上の、恩返しという行為以上の、その先の最善で最高の何か。恩返しもろくに出来ていない先走った問いを私は自問する。 土地の買い手が見つかり、家が取り壊されて更地になるまで私は近くに寄るごとにその経過を見に行っていた。 最終的につんつるてんになった更地を目にして、渡辺家の紡いできた歴史や思い出が確かに立体的にそこにあったのに、その目の前の現状とがうまくつながらなくって戸惑った。 視覚的なだけでも三次元的なものが二次元的に打って変わった、というか。 でも人は慣れてしまう。時間が経つとそのしょんぼり感にも慣れてきた。母いわく”やっぱり生活してたら前を見て生きていくからなあ”と適当そうだが深そうな事を言っていた。 渡辺家の思い出は記憶として私の心をじんわりさせる。 祖父がちいさい私の手を取って連れて行ってくれた近所の喫茶店で食べたのはホットケーキだったかな。 末っ子の私が初めてお箸を持って食べるのを、ほかの家族6人が息を詰めて見つめていて、そろそろっと口に無事に運べた瞬間のみんなの笑顔と拍手だったりとか。 歩くのが困難になってきた祖母がこけたのを後ろから抱きかかえた際、子猫を抱いた時のようなあばら骨の感触にひるみ、同時にショックを受け、近くに居ても何もわかっていない自分を目のあたりにして情けなさに泣けてきた青い若い自分が居たっけな。 あと、覚えてはいないけれど、生後まもない頃に私が明け方におなかがすいて泣いていて、母がそれに目を覚まさずぐっすり寝ている時に、代わりにそっと哺乳瓶を与えて飲ませてくれたのは8歳年上の姉だったとか。それを最近になって聞いた時、頭ではわかっているつもりだけれどたくさんのひとのおかげで大きくなったんだなというのをあらためて稲妻のようにほんとガビーンと知らされたようで涙がでた。 こういう記憶をどう残せばいいかな、この気持ちを温かくさせるものをどう”しるし”として残せばいいかな。 でもこういう美しい記憶というのが今この瞬間にも全世界の各土地の各家族で毎日毎日つむがれているとしたらそんなに素晴らしいことはない。 私が旅で見たいもののひとつもそれだったりする。 ちいさき者のちいさき営み、その時間の積み重なり。あぁはかり知れない! さようなら旧渡辺家。ありがとう。 (←どうどう?かつての姿、ここにペタリと貼らせてもらいまっす) そしてそして今の暮らし。 なんとなく団地的なふんいきが好きだった私は、 昭和なマンションを見つけて穏やかに暮しております。 左のガス炊飯器は旧渡辺家から持ってきたもの。お気に入りです。 玄米や三分つきのお米を炊く日常です。 やはり自炊を始めてから食に関してアンテナが倍の倍になりました。 プティ健康おたくみたいになっております☆ 最近では豆料理やパンケーキやケーク・サレを良く作ります。 テレビも置いてませんが報道に関しては能動的にならないと世間知らずになるので、 ネットで、または渡辺家に寄るたびに新聞をまとめてもらって来て読む日常。 近くの川沿いの冬の木々。 切り絵みたいで好きな光景です。 ■2009年6月 遠くへ行ってしまった友達へ 今どうしてるかな、どんな気持ちでいるかな。 まったく世の中は理不尽で、神様も仏様も居ないなと いきどおったけれど、 私、あなたにはずかしくないように生きていきたいです。 ■2010年1月 友達が自然食のカフェ『アルモニコ』を始めた☆ 大学の頃からの友達で、 卒業前には屋久島でのすばらしい旅も共にしたサブちゃん。 彼女がもてなす自然食ディッシュは、 玄米ごはんや車麩のカツレツなど身体思いのものが詰まった滋味深いもの♡ お近くに寄られるときはぜひ☆ 大阪府豊中市の阪急岡町駅前にありまっす。 ■2010年11月 最近のお仕事/リクルート『じゃらんnet』でイラスト描きました イラストのお仕事も細く長くさせていただいております。 この年末には作品ファイルを手に プロモーション活動もひさびさに始めました、 準備はしていたのだけれどどこかびびっていたのね。 やはりどきどきする。 でも始めたらなんだか気分だけは堂々としてきました☆うりゃ! リクルートのじゃらんさんにいただいたお仕事、 ネット上でも配信中♡よかったら一見をば♡ 米子のイラストマップを描いたのですが、ここをクリックしたアドレス先の上部の、 『【65名様に当たる】11/18~2/28まで【米子鬼太郎空港】周遊キャンペーン!』 という テキストをクリックして、 次に開いたページの最下部よりイラストマップが開きます。 ダウンロードのみならず、米子空港など街のあちこちで たくさんの人に手にしてもらえるのがうれしいです☆ 水木しげるさんに脚光があたった2010年でしたね。 そんなこんなで新年がもうすぐ明けそうです。 みんなが光に温かく包まれるような すばらしい一年で未来でありますよう♡
by norichofu
| 2010-12-31 00:00
| 日々生活
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アバウト
わたなべのりこ/イラストレーション描いてます。大阪在住。06年夏のヨーロッパ11カ国・2カ月間の旅写真や、撮りためたものをアップ等。旅日記全52編の一覧は下のカテゴリの”もくじ”からどうぞ☆ by norichofu カテゴリ
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